株式会社ネイクスは、通話録音装置・DP/PB変換装置・回線切替装置・受付案内システム等の通信機器を開発製造しているメーカーです。
ネットワーク環境は、IPをベースとした統合ネットワークである、NGN(Next Generation Network/次世代ネットワーク)に移行を始めています。しかし、NGNに接続する機器やサービスを開発する際のテスト環境はまだ十分に整っておらず、実際にNGN公衆網を引いたり、キャリアの試験環境に出向いて接続テストを行う必要がありました。しかし、キャリアに出向いてのテストはコストもかかり、頻繁には行えません。また、NGNの公衆網を引いても、網側の条件を振ったテストは行えないなど、テスト環境には多くの課題があります。
このようなニーズに応え、NGNへの接続テストを自社内で行えるNGNシミュレータが、ネイクスの「NGNシミュレータ」です。
接続端末の契約電話番号、IPアドレスの払い出しをはじめ、メディアストリームごとの帯域制限や優先制御など、NGN実網の動作を忠実に再現。NGN網への接続試験、およびNGN端末間の通信試験が行えます。
NGNへの接続試験や、網負荷を挿入した端末間伝送品質試験が行えます。また、IP電話端末技術基準適合認定試験メニュー(オプション)やCIAJガイドラインで規定された接続レギュレーション試験メニューをプリセット。シナリオによるNGN-SIP異常接続シーケンス試験も可能で、また、PPPoEによる外部Webへの試験機能も搭載しています。NGN網への接続テストから端末機能のテストまで、NGN対応の端末やサービスの開発に必要なほとんどの試験が1台で行えます
NGNシミュレータがあれば、NGN対応端末の開発を行うために公衆網を引く必要はありません。また、網負荷をかけるといった公衆回線では行えないテストも実施可能で、開発中のテストが自社の開発環境内ですべて行えます。
NGNシミュレータは、NGNに接続する端末機器の接続試験や端末性能のテスト、NGNを使ったサービスの通信試験を行うための以下の機能を搭載しています。
NGN実網をシミュレートするモードです。本装置にNGN端末を接続し、NGN端末間の通信試験が行えます。
※ただしメディアストリーム接続については、装置あたり20セッションの上限となります。
NGN網をシミュレートし、そこにCIAJ規格やCIAJガイドラインで規定された網負荷特性を挿入して、網負荷挿入状態での端末間伝送品質試験を行います。NGNの実網では行えない、異常時の試験が行えます。
IP電話端末技術基準適合認定試験やCIAJガイドラインなどで規定された以下の接続レギュレーション試験を行うモードです。
これらの試験があらかじめ設定されていますので、試験メニューを選んでいただくだけで、面倒な設定をすることなく試験が行えます。
本装置でPPPoE終端を行い、NGN端末からISPへの接続試験を行うモードを搭載しています。本装置に内蔵されたHTTPサーバへのアクセスや、外部アプリケーションサーバへの接続が可能です。
本製品は、以下の規格、ガイドラインに沿った試験をサポートしています。
| 機能 | 対応規格/ガイドライン |
|---|---|
| 呼制御プロトコル | TTC標準JT-Q3402 |
| メディアストリームごとの帯域制限 | ITU-T勧告Y.1221Appendix I |
| IP電話端末技術基準適合認定試験 | 端末設備等規則(郵政省令第三十一号) |
| 接続レギュレーション試験 | CIAJガイドラインCES-I001等 |
| 網負荷挿入 | CIAJ規格CES-Q003-2、および CIAJガイドラインCES-Q005-1 |